しこ名 | 今田 |
番付 | 序の口十二枚目 |
本名 | 今田 光星 |
生年月日 | 2000年9月11日 |
出身地 | 東京都墨田区 |
スポーツ歴 | 柔道 |
身長 | 173.0cm |
体重 | 120.0kg |
東京都墨田区出身。
父は井筒部屋所属の幕内力士である安芸ノ州関。当時兄弟子だった元寺尾(当時)に大変かわいがられており、光星の誕生はわが子のように喜んで名付け親となってくれたという。
幼少期は、父の関係もあって相撲部屋が遊び場のように育った。
人見知りをせず、何事にも興味をもっていく姿勢はこのころに養われる。
小学3年生になり、地元の春日柔道教室に通う。
次第に才能は開花し、小学5年生で出場した全国大会では、5位をおさめるなど活躍する。ちなみにこの大会の準決勝で、光星を破ったのは、パリオリンピック90キロ級の銀メダリストの村尾三四郎氏で、現在も親友として交流がある。
尊敬する寺尾関の母校でもある、安田学園中学に進学。
進学後も柔道を継続し、3年次には全国大会で団体優勝を経験する。
高校でも柔道を継続するが、心のどこかに力士への憧れや夢を持ち続けていた。
安田学園高校を卒業後、国内の大学進学も検討していたが、柔道だけでなく、たくさんの学びを得たいという願望から、語学学校を経て、米国ネバダ州立大学へ留学する。
ネバダ州立大学では宇宙工学を学びながら、柔道を続け、2022年のUSオープンでは100キロ級で優勝する。
これにより、柔道のアメリカ代表入りを打診されるが、国籍変更が必要だったことから辞退している。
卒業も間近となった2023年12月、元寺尾の錣山親方が逝去。
生前に「おまえが、まわしをつけている姿を見たかったけどな」と冗談交じりに言葉をかけられたことを思い出す。
「その言葉が心に残っていた。迷走しながら、やらない後悔よりやって後悔だなと思った」
音羽山親方(元横綱・鶴竜)や父らに相談した結果、2024年7月に大相撲の道に進む決意を固める。
2024年大学を休学し、帰国。
通常の新弟子基準からは年齢で外れてしまっていたことから、新弟子能力検査を受験。有能な成績で合格し、2025年4月初土俵を踏み、5月に本場所の土俵へあがる。
相撲以外ではとにかく好奇心が旺盛で、趣味はサーフィン、野球、天体観測、LEGO star warsの組み立て、お笑い鑑賞、芸術鑑賞、株式投資、体のケア追求など多岐に渡る。
海外の大学から大相撲への転身は異色と言える。
しかし、少年時代から見てきた父の相撲と、憧れていた寺尾関の野性的な相撲がDNAに刷り込まれている、根幹から力士なのかもしれない
たくさんの観客を楽しませる力士を目指して土俵にあがる。