KIRISHIMA|力士

しこ名 霧島
番付 西関脇
本名 ビャンブチュルン・ハグワスレン
生年月日 1996年4月24日
出身地 モンゴル・ドルノドゥ
スポーツ歴 モンゴル相撲、柔道
身長 186cm
体重 150kg
プロフィール

モンゴル・ドルノド県出身。
遊牧民の父のもと、幼少期から乗馬や水汲みで足腰を鍛えられた。
モンゴルではブフ(モンゴル相撲)と柔道に熱中し体重は80㎏ほどであった。

2014年に来日し、相撲未経験ながら陸奥部屋に入門。陸奥親方の「センスがある」という評価を受け、厳しい指導に応えながら順調に番付を上げた。

 

入門時の四股名「霧馬山」は、師匠(陸奥)の現役名「霧島」から一字、遊牧民に因んだ「馬」、そして時津風一門の創始者・双葉山から読みをとり、期待が込められた。
序ノ口から三段目まで各1場所で通過し、三段目優勝も果たしたが、怪我による休場も経験。兄弟子からは、普段は優しいが、やるときはやる真面目さと素直さが語られている。日本の生活に苦労しながらも、食トレなどで体重を増やし、2019年3月場所に新十両昇進、2020年1月場所には新入幕を果たした。

 

 

新入幕の場所で敢闘賞を受賞するなど活躍を見せたが、怪我による休場も経験し伸び悩んだ。

 

2019年9月、井筒部屋の閉鎖に伴い、第71代横綱鶴竜(現音羽山親方)が陸奥部屋に移籍。
同郷の先輩であり、力士として苦労してきた横綱の助言は、新たなステージへ上がるきっかけになった。

 

横綱のアドバイスで食トレを慣行。体重が10㎏増量し、立ち合いに重さが出てくる。
モンゴル語でのアドバイスは、微妙なニアンスによる誤解もなくなり、もともと吸収力の高い霧馬山はすぐに稽古へ取り入れ、才能が開花する。
2021年11月場所に新三役昇進。2023年1月場所には技能賞を初受賞。同年3月場所には新関脇に昇進し、技能賞を獲得した上で初の幕内優勝を果たした。

 

 

2023年5月場所後、大関に昇進し「霧島鐵力」と改名。しかし、新大関として迎えた7月場所は怪我で途中休場するも、9月場所で角番を脱出。11月場所では2度目の幕内最高優勝と年間最多勝を獲得した。

 

2024年師匠(陸奥)の定年退職に伴い音羽山部屋へ移籍。5月場所は怪我で休場したが、2025年1月場所で平幕で11勝を挙げ敢闘賞を受賞。3月場所は小結で勝ち越し、5月場所で再び関脇に復帰した。