SHORYU｜力士

プロフィール

長野県長野市で、日本人の父とタイ語の通訳をしていたタイ人の母との間に生まれる。
間もなく母の故郷であるタイ王国カーラシン県へ移住し、豊かな自然の中で育つ。

 

カーラシン県は、タイの首都バンコクから東へ約500kmに位置し、タイシルクや恐竜の化石発掘で知られる他、肥沃な土地でタイ米やサトウキビ栽培が盛んである。

 

幼少期よりバスケットボールをはじめとする様々なスポーツに親しむなど、活発な少年時代を送る。中学時代はトランプゲームにはまり、手さばきはプロ級！と豪語する。また、日本のアニメを愛好し、特に『スラムダンク』『ドラえもん』『ドラゴンボール』は熱烈なファンである。

 

 

2024年2月大相撲への入門を機に日本へ帰国。
当初は日本語をほとんど理解できなかったが、持ち前の明るい性格とアニメを通じて触れていた日本語のおかげで、入門後わずか3ヶ月で他の力士と円滑なコミュニケーションを取れるようになった。

 

入門時には100kgに満たない体重であったが、半年で40kg増量するなど、食生活においても日本の食事に適応した。
一方で香辛料の効いた料理も好んでおり、ガパオライスなどのタイ料理を自ら調理することもある。また、故郷の母が作るカナー・ムー・クロップ（ケールとカリカリ豚肉の炒め物）は世界一美味しいと語り、遠く離れたタイで暮らす母親への深い愛情を示している。

 

190㎝を超える身長と、長い腕から突き抜けていくような鋭い突き押しを武器に、日本とタイの故郷を背負い、土俵にあがる。